確実に増す存在感
女子バスケットボールＷＮＢＡでシアトル・ストームは苦戦が続いている。開幕から２週間が経過した21日現在で２勝４敗。16日のコネティカット・サン戦、21日のフェニックス・マーキュリー戦と地元で２連敗を喫し、西カンファレンス６チーム中４位に低迷している。
新加入の渡嘉敷来夢選手はここまで全６試合に途中出場、平均４・３得点、２・２リバウンド。日本時代の活躍に比べ、一見物足りない数字に見えるが、シックスマンとして試合途中にゲームの流れを変える役割を任されており、チーム内での役割、存在感は大きい。
また渡嘉敷選手はこれまで12回のフリースローで失敗はゼロ。リーグトップの成功率１００％を記録している。フリースローの機会が多いのは、フレッシュな状態の渡嘉敷選手のクイックネスに相手守備が翻弄されている証拠でもある。
主だった数字は途中出場のため限界があるが、「シックスマン・渡嘉敷」の価値は高まりを見せている。
（記事・写真 ＝ 海老 桂介）