8月5日から21日にかけてブラジル・リオデジャネイロで夏季五輪が開かれた。日本は金メダル12個、銀メダル8個、銅メダル12個の41個のメダルを獲得、同大会参加国207カ国中6位の高順位だった。萩野公介選手が水泳男子400㍍個人メドレーで金メダル、内村航平選手、白井健三選手率いる体操競技男子団体も金メダルと輝かしい結果を残している。
その中でも今回の五輪では、日本初さらにはアジア初となる記録も生まれた。女子レスリングでは伊調馨選手が58㌔級で女子初の4連覇を達成。卓球男子ではエース水谷隼選手が日本人初の銅メダルを獲得。そして、陸上の男子400㍍リレーでは、山県亮太選手、飯塚翔太選手、桐生祥秀選手、ケンブリッジ飛鳥選手が日本アジア初となる37秒60を叩き出し、08年の北京大会の銅メダルを上回る、初の銀メダルを獲得した。記録も国別の記録で世界3位と驚異的な数字だった。
また日本初ではないが、錦織圭選手が男子テニスにおいて96年ぶりとなるメダルを獲得した。12分間に及ぶトイレットブレークも、巌流島の宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が例えられるなど話題となった。女子バスケットボールは、シアトル・ストームに所属する渡嘉敷来夢選手を中心に奮闘。メダル獲得には至らなかったが、格上のブラジル、ベラルーシ、フランスを破り、20年ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。
日系選手は開催国ブラジルのアルトゥール・オカヤマ・マリアーノ選手が体操の男子種目別床運動で銅メダル獲得、ポリアナ・オキモト選手が水泳オープンウォーター女子10㌔で銅メダルを獲得と活躍した。
次回の夏季五輪は2020年の東京大会。日本での開催ということもあり、当地からの注目、期待も高まりそうだ。
(松井 貴海)
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五輪リオ大会終了 日本メダル41個獲得 印象残る記録多く
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