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ジャパンフェア2016 コミュニティー行事、新たな試みも 求む参加、文化、ビジネス紹介

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 地元日系社会の秋の恒例行事「秋祭り」を引き継ぐ形で行われるジャパンフェア2016の実行委員会が13日、在シアトル日本国総領事館で記者会見を開いた。ベルビュー市メイデンバウワーセンターで開催される9月3日、4日まで3カ月を切った中での現状や、ジャパンフェアへの行事移行、方針などが明かされた。

 18年間続いた秋祭りからの移行となるが、名称変更にあたり、日本の伝統芸術、文化紹介、地元日系社会の参加のみならず、現在の日本を彩る文化、ビジネスを積極的に紹介。地元コミュニティー団体や伝統文化の展示やパフォーマンスに加わえ、「マーケットプレース」を新たな試みとしている。

 現在出展が決定しているのは、地元、海外を含め企業、団体、個人など20あまり。さらに20ほど出展交渉が進んでいるという。委員会は最終的には80程度まで参加数を増やしたいと明かす。日本企業などとタイアップし、「文化発信」のコラボレーションができる展示も計画している。

 出展は文化出展が50㌦、非営利団体によるマーケットプレース参加が150㌦、企業参加は300㌦となる。最終受付締め切りは8月1日を予定している。

 実行委員会によると、開催までの期間が限られている今年は、ボランティアを多数必要とする会場を避け、会場設営を含め作業スタッフが常駐、リスクの少ないメイデンバウワーセンターを選んだ。会場で販売される弁当1300個と別に飲み物類のオーダーを一定数得ることで、施設使用料を削減できる契約となっている。弁当はオンラインでの前予約も行う予定。

 清水楡華共同委員長は、初年度で予測できない分、「多くのサポートが必要です」と語る。

 舘内教育文化振興財団、会場側の開催支援などもあり、イベントの入場料や駐車場は無料となる。従来通りの舞台パフォーマンスに加え、ファッションショーや家族向けアクティビティーも用意される。

 アレン・ナカモト共同委員長は、「(ジャパンフェアは)コミュニティー行事として認識しています」と語る。「参加が増えれば(会場)費用を抑えることができ、またシアトルの一般社会に日系社会のユニークさを伝えることができるようになります」 

 大村昌弘総領事はブルック夫妻の18年にわたる秋祭りでの貢献を讃え、また日本紹介の場に新たに立ち上がった実行委員会メンバーに謝意を示した。

 今年度は秋祭りの運営組織「イーストサイド日本祭りの会」の中でプログラムが実施され、今年の運営状況を踏まえ、来年以降は独立組織となる見込み。実行委員会からは、コミュニティーからの参加を広く促し、リーダーシップを含め、今後の方向性を探っていきたいとの思いも明かされた。

 ジャパンフェア2016に関し、詳細はhttp://www.japanfairus.orgまで。

(佐々木 志峰)


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