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バイオリニスト岩淵マヤさん演奏会 メソジスト教会の改築支援 250人の観客を魅了

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 当地でバイオリン演奏を披露した岩淵マヤさん。
写真 = ニック・ターナー

世界的な活躍を見せるバイオリニストの岩淵マヤさんの演奏会が23日、ブレインメモリアル・ユナイテッドメソジスト教会で行われ、コミュニティーから約250人が集まった。

 岩淵さんは現在スコットランドのロイヤルスコティッシュ国立管弦楽団でリードバイオリニストとして活躍する。父親の岩崎宏安牧師が同教会に務める関係で、今回の公演が実現した。演奏前には、「家族のために演奏することができて嬉しい」と笑顔で語った。

 演奏会では、シアトル交響楽団員と演奏経験があるピアニストのジェニファー・チョウさんが共演し、モーツァルト、ドビュッシー、サンサーンス、セザール・フランクなど計5曲を演奏。集まった観客は教会に響くクラシックの名曲を堪能した。

 当イベントは同教会が進める施設改築に向けたファンドレイズイベントの一環。当日の寄付は改築工事資金に充てられる。

 演奏会後、岩淵さんに話を聞いてみた。

―バイオリンを始めたきっかけは。

 「2歳の時、両親が始めさせました。よく歌う子だったので、何か音楽の才能があると思ったのでしょう。初めはスズキメソードで練習していました」

―日系社会から受けた影響は。

 「両親のコミュニティからは多くのサポートを得ました。また、教会で頻繁に音楽が演奏されていたので、そこから音楽を学ぶこともできました」

―今回、小さなコミュニティのために演奏された感想は。

 「ステージと観客とが近く、みなさんとコミュニケーションを取りながら演奏できました。また、観客が集中して聴いているのを演奏中に感じ取ることができ、素晴らしい経験になりました」

(遠藤 美波)


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