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2015年全米オープンゴルフ 21歳スピースが難コース制す

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優勝トロフィーを掲げるスピース選手(写真=USGA/J.D.Cuban)

2015年度の男子ゴルフ全米オープンは地元ユニバーシティープレースのチェンバースベイ・ゴルフコースで開催、若手のジョーダン・スピース選手が通算5アンダーで優勝。初開催で予測のできない難コースを制し、春のマスターズに続きメジャー大会を連勝した。日本人出場選手は松山英樹選手が唯一予選ラウンドを突破。大会前は優勝候補の要因とされたショットは好調だったが、懸念されたパッティングの調子を最後までつかめず通算3オーバーの18位タイで終了した。

 

最終ホールまでスコアが動いた接戦の大会を制したのは、初日から上位を保ったスピース選手。地元出身で開催コースをよく知るキャディーを右腕に安定したプレーを披露した。21歳の若手による勝利は、115回の歴史ある大会でも1920年代の記録が比較されるほどの快挙となった。

 最終日の21日は強豪選手が好スコアを記録、松山選手も安定していたショットで追い上げを図ったが、グリーンを最後まで攻略できなかった。「残念です。(スコアを伸ばした同組アダム・スコット選手とは)パッティングとグリーン周りで、すごい差を感じた。上位に行く人、優勝が狙えるところでフィニッシュする人と、下のほうで終わる選手の差を感じた」 と悔しさを隠さずに話した。

 大会前には有力選手の1人とされた日系のリッキー・ファウラー選手は、タイガー・ウッズ選手と予選同組で注目を集めたが、初日前半からアイアンショットが乱れスコアを崩した。初日の12番でスーパーショットを披露したが、終始「悪いスイングをしてしまい、それが結果につながってしまった」とラウンド後に振り返っている。2日目もスコアを落とし、通算14オーバーでウッズ選手とともに予選落ちした。

 石川遼選手ら日本人選手が多く出場、日本メディアも多く駆け付けるなど注目を集めたが、各々が難コースの壁に跳ね返された。石川選手は「またスイングを1回作り上げないといけない」と語るが、予選会から大会出場を果たした今回の経験に「良いものを学ばせてもらった」と振り返った。

(佐々木志峰)


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